千葉明徳短大・オープンキャンパスの情報はこちら
  • 伊藤 恵里子|ERIKO ITO

  • 教員

  • 保育原論

ゼミテーマ|マイノリティ問題から考える保育・教育Ⅰ・Ⅱ

伊藤 恵里子

伊藤 恵里子|ERIKO ITO

教員

保育原論

千葉明徳短期大学・教授

学生への想い

私は、学生のみなさんには「子どもって本当に面白い」「人の育ちってこんなにすごいんだ」と心が動くような保育者になってほしいと思っています。

現場は忙しく、理想通りにいかないことも多いのはよく分かっています。それでも、実習から帰ってきた学生が「こんな姿が面白かった」「こんな場面に感動した」と話してくれると、私自身とても嬉しくなるんです。そういう心が動く経験を大切にできる人であってほしいと願っています。

それから、私は学生には自分の職業に誇りを持ってほしいと思っています。千葉明徳短期大学には、いろいろな高校から多様な学生が入学してきます。その中には、入学してすぐに劣等感を抱いてしまう学生もいます。でも私は「そんな必要はないよ」と伝えています。

大学に入って、自分の好きな勉強ができるようになったのだから、ここからいくらでも取り戻していける。保育者は誰でもなれる仕事ではありません。一生懸命努力して、ようやくなれる専門職です。だからこそ、卒業するときには胸を張って「保育者になります」と言えるようになってほしいと思っています。

「授業・保育原論」で学ぶ意味とその未来

私が担当している「保育原論」は理論を学ぶ授業です。本学は“体験から学ぶ”ことを大切にしていますが、私は「体験だけしていればいいわけではない」と考えています。実習での経験を、授業に戻ってきて理論と結びつけていく。その積み重ねが、学生一人ひとりの“軸”になっていくと思っています。

現場に出て働き始めると、迷ったり揺れたりすることは必ずあります。揺れ動くこと自体は悪いことではありません。でも、戻ってくる軸がないと不安定になってしまう。だからこそ、体験と理論を往復しながら、自分の保育観を育てていくことが大切だと考えています。

授業では、暗記して答えるようなテストはほとんどしません。その代わり、自分の考えを書く課題を大切にしています。最初は苦手な学生もいますが、続けていくうちにだんだん書けるようになっていきます。自分の言葉で考えを表現できるようになることは、保育者としてとても重要な力です。

体験だけでは現場に慣れることはできても、やがて“飽き”が来ることもあると思います。でも、そこに理論があると「なるほど、こういうことだったんだ」と面白く感じられるようになります。理論があることで、体験がより深く、豊かになっていくんです。

本学では、1年生から月に1回実習があります。だから、常に体験と授業を結びつけながら学ぶことができます。1年間ずっと座学だけを学んで、1年後に初めて実習に行くというスタイルだと、理論と実践を結びつけるのが難しくなります。

短大は2年間という限られた時間ですから、体験と理論を同時に積み重ねていくこの方法が、学生の成長にとってとても良いと感じています。


千葉明徳短大の実習の魅力

明徳短大の実習は、まず「1人で行かない」というところが大きな特徴です。月に1回行く実習は、5人や10人といった少人数のグループで同じ園に向かいます。入学してすぐの時期に、いきなり1人で実習に行くのは誰でも緊張しますよね。本学の場合は仲間と一緒に行けるので、学生にとってはとても取り組みやすいポイントになっています。

また、いきなり長期実習を行うのではなく、まずは半日からスタートし、次に1日、そして少しずつ時間を伸ばしていく“ソフトランディング”の仕組みになっています。段階的に慣れていけるので、無理なく現場に入っていけるのも良いところだと思います。

実習から帰ってきたあとは、グループで振り返りを行います。レポートを書くだけでなく、「あの時の自分の対応はどうだったのか」「子どもの気持ちを正しく読み取れていたのか」などを仲間同士で話し合います。自分では気づけなかった視点を仲間からもらえるので、「こういう考え方もあるんだ」と学びが深まり、次の実習に活かすことができます。

千葉明徳短大の授業が「面白い」理由

授業についても、本当に面白いものが多いです。本学では、教員同士が授業を見学し合う“FD週間”という取り組みがあります。前期・後期それぞれ2週間ずつ、授業を見合って学び合う期間を設けています。若手の先生からベテランの先生まで、それぞれの授業に魅力があって、「こんな教え方をすると学生に響くんだな」と気づかされることが多いです。

私自身もいろんな授業を見に行きますが、「自分が大学生の時に、こういう授業を受けたかったな」と思うことがよくあります。だからこそ、高校生の皆さんにも自信を持っておすすめできるポイントなんです。

学生が実践する授業もありますし、私のように理論を扱う授業でも、できるだけ現場と結びつけながら進めています。映像資料や事例を使って、学生がイメージしやすいように工夫しています。そうすることで、理解が深まり、学びが自分の中に落ちていくのだと思います。

保育を志すみなさんへ

もちろん、考えることが多いので、時には「めんどくさいな」と感じることもあるかもしれません。でも、明徳の授業は暗記して終わりではなく、「自分で考えてみてね」というスタイルが多いんです。考えることが好きな人、考えることを惜しまない人には、とても合っていると思いますし、そういう人はきっと学びが楽しくなるはずです。

最後に、私は学生には「情熱を持ってやってほしい」と思っています。情熱を持って取り組んだ方が、単純に楽しいからです。保育の学びは、子どもと向き合うための大切な準備です。仲間と一緒に実習に行き、少しずつ現場に慣れ、振り返りながら成長していく。その過程を楽しんでほしいと思っています。


伊藤恵里子先生は、保育の基本となる「保育原論」を担当し、子どもの遊びの大切さや保育の本質を、映像や事例を使って楽しく学べる授業づくりに定評があります。保育と教育の違いなど、保育者として欠かせない基礎をわかりやすく伝える教員です。韓国語やK-POPにも詳しく、多文化理解にも強みを持ち、これからの保育現場で求められる視点を学生に届けています。

明石 現|GEN AKASHI

明石 現

教員
スタッフ一覧に戻る
ページ上部へ戻る
目次